ヒトの陰茎の大きさは個人によって様々である。乳幼児の頃は2?3cm程、引き伸ばした大きさは約4cm程度。思春期開始時には4cm弱、引き伸ばした大きさは6cm程度で第二次性徴を経て急速に発達し、成人では、平常時8cm、勃起時13cm程度と考えられている。ただし、確実な研究や調査は十分に成されていない。医学的にはマイクロペニス(5cm未満)でなければ、性交が可能であるとされる。
なお、アメリカ合衆国、ドイツ、スペイン、フランス、日本、ブラジル、イタリア、 ベネズエラ、メキシコ、ギリシャ、インド、サウジアラビア、チリ、コロンビア、韓国の15ヶ国の各国男性のペニスの平均サイズが調査されており、結果は以下の通りである。[1]
ミネア あさひか ストレ マッチ アック 繊細 せいじゅ パワーサプ ランドロ ステイ ヒート メキシコ エグゼ べにあか センリョウ アーバン オーバ ロッキード やっこだこ パターン カピバラ アフガン サーボモ メリー 望郷の月 じゅご リンガ モルデ パトス キャンサド ティン デジタル ネクスト ノーショー コンファー ビオチ クレーション フィーマ カーラジオ バビア ナビノニ やまんば デーゲーム 世界の家 ブービー ドゥク サイダ ジャージー ベンダー フレーター
「巨根」や「短小」などをテーマとした性的情報(ポルノなど)もみられ、自分の陰茎の大きさについて心配する者が増えている。しかし、人それぞれ指の長さが違うように、長さに違いがあるのは当然であり、心配する必要はない。いわゆる性的ファンタジーの中には、極端な大きさを描くものもあるほか、個人差によっては極端な大きさの者もおり、グリゴリー・ラスプーチン、道鏡のように伝説[1]にまでなった者もいないではないが、こういった大きさは生殖の機能や男性としての魅力に影響しないのは、自然選択説のうえで人類の全てが巨根でないことを持って証明可能な自明の理である。
陰茎の病症
勃起不全
ドイツ語でインポテンツ(Impotenz インポ)。近年ではED (erectile dysfunction) とも呼ばれる。陰茎の勃起は、副交感神経に依存しており、末梢神経障害、心因性、脊髄損傷などで十分な勃起が起きなくなることがある。この勃起機能の低下を「勃起不全」という。ストレスなどで一時的に陥ることもあり、また糖尿病など特定の病気によってや、年齢を重ねるに従い勃起不全となる率も高くなる(バイアグラを参照)。40歳を過ぎると半数以上が勃起不全になると推定されている。また、まれに性的なことで勃起せず、それ以外の刺激で勃起する者もいるが、原因不明で、まれに見られることがある。
勃起不全に関しては男性の自尊心を傷付けたり劣等感を煽る、あるいは男性としての存在意義的な自信喪失といった問題にも繋がりかねず、古くより精力剤のような勃起能力を高めると称した薬剤も古今東西に散見され、最近は巷で三便宝なる薬も売られているが、その安全性は確かでない。こういった薬剤の中には有害性を指摘されているものも見られ、先に挙げたバイアグラのような勃起不全治療薬も、ニトログリセリンなど硝酸塩系薬剤との併用で重大な副作用を招くことが知られている。
包茎(真性包茎) [編集]
包皮を反転させて亀頭を露出させることが不可能な場合を、「包茎(ほうけい)」あるいは「真性包茎(しんせいほうけい)」と呼ぶ。
包皮の一部が亀頭に癒着していることや、亀頭先端を覆う包皮が狭い(包皮輪狭窄が起こっている)ために亀頭を通過させられないことが原因で起こる。日本の成人男性の1ないし2%程度が真性包茎であるとされている。
包皮輪狭窄が起こっている包茎には、平常時には包皮を反転させられる場合があるが、その結果、包皮の狭い部分が陰茎を圧迫し、亀頭が鬱血し、包皮を亀頭に被せられなくなることがある。 これを、「嵌頓(かんとん)」と呼ぶ。このような症状の起こる陰茎のことを、俗に「嵌頓包茎(かんとんほうけい)」と呼ぶ場合もある。この場合、鬱血している部分が壊死する恐れがあるため、速やかに医療機関で処置を受ける必要がある。
平常時に亀頭が包皮に覆われているものの、勃起時に自然と亀頭が露出する、または手で容易に包皮を剥いたり亀頭に被せたりすることができる場合は、俗に「仮性包茎(かせいほうけい)」と呼ばれる。これは真性包茎に近いものと誤解されることがあるが、仮性包茎は医療保険の適応に照らし合わせると、本項目の包茎とは区別され、公的医療保険の対象としない状態と規定されており、真性包茎のみが、診療対象としての包茎の正式な意味である。
アジアや欧米諸国を含めた世界の成人男性の多く(80%以上)はこの仮性包茎の状態であるとされており[2]、程度の差はあれ、勃起や性交や射精はできる場合が多い。
包茎手術は、古来、中東の民族を中心に行われ、エジプトやユダヤの社会などで行われていた。紀元前のユダヤ教の戒律の一つになり、その後イスラム教で戒律として行われたきた割礼が、20世紀の末ごろからにわかに脚光を浴びてきたことにより一般化した。
ユダヤ系の夫をもつ夫人はなぜか膀胱炎や尿道炎にかかりにくいという噂が最初に米国で広がった。そして今では「中流以上の白人キリスト教徒の男性のほとんどが割礼をしている」が定説になっている。アフリカのエイズ問題に取り組んでいる米国の機関も「包茎手術はHIV感染抑止にも極めて有効」なことを明らかにした。 2006年5月のニューヨーク・タイムズ紙が伝えたものだか、すでにジンバブエの病院では今春から政府の推奨で割礼手術を始めている。 世界保健機関(WHO)も目下データを収集中で、例えば割礼が行われないアフリカ南部諸国でのHIV感染率は14%から26%と異常に高いのに対して、包茎手術をするアフリカ西部諸国では感染率は5%以下と低い。包茎だと内側にHIVが棲み着き、無駄な包皮が性交時に相手を傷つけ、感染を促す可能性が高まるとされる[要出典]。古代エジプトで始まった割礼は、包茎手術としてイスラム教圏やキリスト教圏全域に拡大していった。
包茎治療 [編集]
包茎治療として最もポピュラーなものは、勃起時に余る分の包皮を外科的に切除してしまい、亀頭を覆うことができないようにする包皮切除手術(包茎手術)である。二次性徴終了後も包皮が反転できるようにならず勃起時に陰茎に痛みを感じる場合、あるいは嵌頓状態になって戻らない場合には、外科的治療の対象となり、日本では健康保険の適用対象となる。
その一方で、勃起の妨げとはならない場合や、小児以下への治療や、単なるアンカット(俗に言う仮性包茎)の場合は、美容外科(美容整形)と同様に自由治療となり、健康保険は適用されない。
また、民間療法としては、思春期以降、アンカット(仮性包茎)ペニスを気にした男性が、故意に包皮を剥いたまま生活することで、いつしか常に包皮が反転した状態でとどまるようになることがあるとの俗説から、通信販売(インターネット上のサービスを含む)などでこのための器具・物品が販売されている様子も見られる。ただしばしば、こういった物品が医学的根拠を持たない・或いは消費者が誤った用法で健康被害を受けるなどの話も、消費者側が立ち上げたウェブサイトなどを通して見受けられる。
ただし、この方法によって常に亀頭が露出した状態になるかどうかは個人差があり、たとえば包皮の長さが亀頭よりもある程度長い場合や、亀頭のエラの張りがあまり無いために包皮が被さりやすい場合などにおいては、この方法での矯正は難しい。また、矯正に成功したとしても、寒い時や緊張している時など陰茎が萎縮した際には、包皮が元に戻る可能性が高くなる。
勃起時には完全に亀頭が露出するアンカット(仮性包茎)の場合、常に清潔を心がけていればデメリットは少ないとの説や、性感染症(STD)や包皮炎の原因のひとつになるという説などがある。包茎治療の代償として、亀頭が過剰な刺激を受けることによって感覚の鈍化、ひいては性感の減退が起こるという考え方と、逆に包皮が亀頭の感覚を妨げなくなることのによる性感が向上するとの考え方がある。いずれにしても不適切な手術方法や稚拙な外科技術に起因する、傷跡や変形といったリスクも考慮する必要があり、手術の必要性の有無は事前に十分吟味するのが望ましい。
割礼は地域によって慣習的に行われているが、その意味においては根拠に基づいた医療にはよらず、もっぱら宗教などに基づく風習的な面が強く、『スポック博士の育児書』では住んでいる地域で周囲が慣習的に行っている場合にのみ、将来的な子供間の被差別(いわゆるいじめ)などを回避する意味合いから施術を勧めている程度である。
アメリカでは新生児に対する包皮切除手術が盛んに行われていた時期があったものの、ヨーロッパとは違い、包皮の重要性を説く一部の学説を契機に、新生児への割礼を行わない例も見受けられる。また、新生児期に包皮を切除された者の中には、包皮を取り戻したいという意思を持つ者もいるため、包皮再生手術も行われている。詳しくは割礼を参照のこと。また新生児に対する包皮切除手術の結果として、将来的な陰茎の変形などのケースも多数あり、こういった手術を問題視する傾向もある。
なお、包皮輪狭窄による真性包茎は包皮輪を広げることにより治療できるといわれている。副作用は強いものの、ステロイド剤治療などが有効で、米国では、同療法による効果が報告されている。
医療機関での受診がためらわれる事柄のため、自分で包皮輪を徐々に広げたり、市販の器具を使うことで包茎を解消を試みる例もある。しかし、民間療法は効果や危険性を含め自己責任であり、すべての人が安全に包茎を解消できる保証はない。鬱血や痛みや異常などの症状が見られた場合は、すぐに中止して病院に行くべきである。
尿路感染症 [編集]
男性は、女性に比べて陰茎のぶんだけ尿道が長く(一般的に男性は十数 cmで、女性は4 cm前後である)、また肛門から外尿道口が離れているため、女性に比較して尿路感染症にかかりにくい。しかし、高齢になると、男性も前立腺肥大のため膀胱に尿が貯留する傾向となるため尿路感染症にかかりやすくなる。
陰茎骨折(陰茎折症) [編集]
性交中などに勃起状態の陰茎に無理な力が加わると、海綿体を包んでいる白膜が切断して陰茎が折れ曲がってしまう事があり、激しい痛みと内出血を伴う。もちろんヒトの陰茎に骨は無いが、医学的にも「骨折」と呼称されている。だが、そうすると海綿体内部の機能が十分に働かなくなる恐れがあり、無理に続けることは陰茎に大きな負担がかかる。